プロ野球とメジャーリーグではバットの材質が違います。日本ではアオダモやヤチダモ、ホワイトアッシュといった材質のバットを使用される頻度が高いです。対してメジャーリーグはハードメイプルという材質を使用している選手が多い傾向にあるでしょう。この材質の違いはプロ野球とメジャーリーグでのプレイスタイルが反映されています。

日本の場合は、パワーよりもミートを重視したプレイスタイルで活躍している選手の割合が多いため、柔らかい材質でミートしやすいアオダモやヤチダモが扱われていることが多いです。メジャーリーグはパワー型の選手が多いことから、硬い材質で強い打球を打ちやすいハードメイプルが人気です。

プロ野球とメジャーリーグの比較はマウンドでも行えます。マウンドの場合は球場によって微妙な差が生じていますが、日本の球場では柔らかいタイプの土が扱われるケースが多く、メジャーでは硬いタイプの土が扱われているところが多いです。このマウンドの違いによって、日本の野球チームに入団した外国人投手が、フォームを崩して活躍できないという現象も起きています。これは日本人がメジャーリーグに挑戦するときも同じです。マウンドの違いによってリリースポイントが変わってしまうので、対応するまでに時間がかかる人が多いようです。