プロ野球の日本シリーズ 記憶に残る名場面

プロ野球の日本シリーズは、各リーグのペナントレースが終わってリーグ優勝チームが決まった後に行われます。7戦用意されていて、先に4勝すれば日本一になります。つまり先に3敗してしまうと後がない状態で、優勝の可能性がかなり薄くなります。その中で日本一になったチームがいくつかあります。その中でもよく知られるのが1958年の西鉄です。稲尾投手が残りの4戦で勝利を挙げる劇的な逆転がありました。

1989年は巨人と近鉄が対戦しました。実力が拮抗するチーム同士でしたが、日本シリーズは近鉄が優勢で進み3連勝で大手をかけます。この3勝目の時にペナントレースでも活躍した加藤投手がヒーローインタビューで巨人がパ・リーグ最下位のロッテよりも弱いと言ってしまいます。その言葉に奮起したのか巨人がその後4連勝をして逆転優勝しました。白熱した決戦が大きく印象に残るときもあります。1979年に広島と近鉄の対戦で、第7戦目までもつれる展開になっていました。広島がリードのまま9回を迎え、抑えの切り札の江夏投手が投げています。

しかしノーアウト満塁のピンチを迎えます。この後スクイズを見抜いてランナーをアウトにしたりと結局失点を許さず広島が優勝します。江夏投手が投じた21球が今でも語り継がれています。